株式会社 グランカスケードインク(東京都)
2019年02月04日
破産申請へ 負債:
会社情報
所在地 | 渋谷区恵比寿西 | ||
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業種 | 婦人服製造小売ほか | 代表者 | 大瀧明弘氏 |
年商 | 9億1000万円 | 従業員数 | 20人 |
設立 | 平成9年12月 | 資本金 | 2000万円 |
概況
2月1日付で事後を川村潤司弁護士(東京都中央区銀座4-9-6・陽光銀座三原橋ビル6階、中島信一郎法律事務所、℡03・6226・2200)ほか3名に委任、自己破産申請の準備に入った
負債は、現在調査中。
20~40代をターゲットとした婦人服全般の扱いで、自社ブランド「グーコミューン」を展開。全国の百貨店やショッピングモールに店舗を構えるほか、アパレルメーカーへの卸売りも手掛け、ピーク時の2002/7期にはFC含めて10数店舗を運営し、年商13億3600万円を計上、利益も無難に確保していた。
しかし、市況低迷の影響を受けて以降の売上は下降線を辿り、2007/7期には年商7億2568万円にまで低下。このため、店舗のスクラップ&ビルドと卸売先の見直しを推進し、2013/7期には年商10億3316万円まで一旦は回復したが、2015/7期には有力出店先である百貨店の不振などから再び年商10億円を割り込み、赤字期も散発するようになるなど、業況は厳しさを増していた。
こうした中、2015年12月には代表者の知己先から資本面などの支援を得るほか、最近では不採算店舗の閉鎖を進めて6店舗に規模を縮小、同時に人員も削減してコスト圧縮の経営に努めていたものの、状況の改善には至らず、財務内容も債務超過に陥り、新たな資金調達も限界に達したことから、ついに今回の措置となった。
なお、2月4日現在、一部の店舗は営業を継続しているが、デベロッパーと閉店のタイミングについて協議中の模様。