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倒産速報詳細

株式会社 アセットナイン(旧商号㈱デュラス)(東京都)

2017年06月29日

破産手続開始   負債:34億4071万円(2社合計)

会社情報

所在地 渋谷区千駄ヶ谷
業種 婦人カジュアルウエア小売 代表者 桐生 隆氏
年商 15億132万円(29/1期) 従業員数 83人
設立 平成12年2月 資本金 1000万円

概況

 先に東京地裁に自己破産を申請していたところ、同地裁から破産手続開始の決定が下りた(事件番号平成29年〈フ〉第4448号)。
 申請代理人は、堀内 岳弁護士(東京都新宿区四谷3-13-11・栄ビル6階、富士桜法律事務所、℡03・6380・1436)。
 なお、関係会社㈱ゾディアックも同弁護士に事後を委任、同弁護士によると、7月を目途に自己破産を申請する予定としている。
 負債は、㈱アセットナインが債権者22名に対し約8億2000万円、㈱ゾディアックが28/8期B/Sによると、26億2071万円、2社合計で34億4071万円だが、㈱ゾディアックの負債は変動している可能性がある。
 10代~20代をターゲットとしたTシャツ、パーカー、ワンピース、チュニック、カーディガン、ジーンズ、スカートなど109系レディスカジュアルウエア全般の扱いで、ブランド「デュラス」「デュラス・アンビエント」を展開。同じ109系ブランドを扱うエゴイストグループの1社として積極的な事業展開を推進し、全国のファッションビルなどに直営店・FC店を構えるほか、インターネット通販も手掛け、ピーク時の24/1期には年商49億9056万円を計上していた。
 しかし、以降は景気低迷に伴う消費不振やブランドブームの沈静化などで売上は下降線を辿るようになり、収益性も低下。このため、不採算店舗の閉鎖や経費削減で均衡化を急いだものの、減収スピードに追い付かず、店舗の閉鎖損や在庫処分損などから26/1期以降は多額の赤字が連続し、29/1期に債務超過に転落していた。
 こうした中、今年3月には会社分割により新設した別会社に事業を譲渡。その後は、新事業を立案して経営再建を目指すものと聞かれていたが、抱える負債も重く、先の目途が立たない状況から、事業継続を断念し今回の事態となった。
 ㈱ゾディアック(所在地・代表者同、婦人カジュアルウエア製造、年商8億8558万円=28/8期)は平成11年5月設立。エゴイストグループの仕入・金融窓口として機能し、グループの成長に準じて売上を伸ばし、21/8期には年商65億9923万円を計上していた。
 しかし、収益面は多額の為替デリバティブ損が圧迫し、売上ピークであった21/8期以降は赤字が恒常化し、23/8期に債務超過に転落。さらに24年には大口の貸倒れが発生するなどで財務内容はさらに脆弱化し、27/8期中に金融ADR手続を受ける事態にもなっていた。
 売上高もグループ販社の不振や独立、事業譲渡などで25/8期から大幅な減収基調に陥り、グループの仕入窓口としての必要性が乏しくなる中、㈱デュラスの事業譲渡に合わせて同社とともにグループを離脱。同社と一体となって新事業に活路を見出そうとしていたが、計画通りに行かず、事業継続を断念した。

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